※注意※
このエントリーで扱う内容は、端末のソフトウェアを一部書き換えるものとなっており、その後の故障などはメーカー保証が適用されない可能性があります。また私の環境で成功した事例であり、その他の条件でも成功するか保証する事はできません。解除される場合、自己責任で行ってください。
このブログで何度か紹介している『Pocket WiFi 305ZT』をSIMロック解除するツール「DC-Unlocker」の使い方を紹介した事がありますが、
2015/3/9の更新で、Y!mobileの『Pocket WiFi GL10P』 及び 『Pocket WiFi 303HW』にも対応していたため改めて紹介。
私が『Pocket WiFi 305ZT』の前に使用してた機種が『Pocket WiFi GL10P』なのですが、
解約後は使い道がなく中古でもほとんどお金にならないため現在も所有している状況でした。。。
今回のSIMロック解除で少し使い道が出てきそうです(・∀・)
「DC-Unlocker」を使ってSIMロック解除
「DC-Unlocker」の使い方については、基本的に305ZTの時と同じですのでこちらのエントリーを参考にされてください。
ここでは、「DC-Unlocker」で『Pocket WiFi GL10P』を認識させるまでの手順を主に扱いたいと思います。
下準備として、こちらからソフトフェアバージョンが[1.00.1175]以上の「DC-Unlocker」ファイルをダウンロードし、PCにインストールして下さい。
また、こちらのページの「Huawei 303HW Drivers Download」をクリックし、ドライバファイル(303hw_Drivers.rar)をダウンロードし、解凍しておいて下さい。
※RARファイルの解凍はフリーソフト「Lhaplus」にて可能。
端末に入れるSIMも別のものに変えておいて下さい。
『Pocket WiFi GL10P』のドライバを認識させるまで
端末をUSB接続させると、ドライバをインストールするために自動再生POPが出て来ますので、「AutoRun.exe の実行」を選択。
通常の接続ではこのドライバインストールでネットに接続出来るため問題ないのですが、「DC-Unlocker」で認識させるためにはCOMポートと呼ばれるものを認識させる必要があるため、もう一手間かかります。
「DC-Unlocker」を起動し、検索を何度かさせると『Pocket WiFi GL10P』のドライバが破損します(させます)。
その後、「コントロールパネル > ハードウェアとサウンド > デバイス マネージャー」を開き、下記の様に「ほかのデバイス」の中に「HUAWEI Mobile」が表示されていたら次に進めます。
「ドライバー ソフトウェアの更新」アイコンを押し、出てくるPOPの「コンピューターを参照してドライバー ソフトウェアを検索します」を選択。ここで、解凍した「303hw_Drivers」フォルダを選択する事で更新されます。
更新後、デバイス マネージャーの「ポート (COM と LPT)」の中に「Huawei Diagmostics Device (COM○○)」が表示されていればOK。
【15/4/6 追記】(via @yoshiqweさん・@daizu58さん・nt1さん)
コメントやTwitterにて情報をいただきました。現時点ではWindows7(64bit)しか動作確認できていません。
Windows8.1(32bit/64bit)でもWindows7(32bit)でもドバイバーの更新が出来なかったり、DC-Unlockerで検索を掛けるとブルースクリーンになって再起動したりする状態です。
加えて、調査中ですが303HWについてはファームウェアのバージョンによっても適用出来ないようです。
【15/5/7 追記】(via かっづさん・くまじいさん)
コメントにて頂いた情報。別のドライバーを使うことでWindows7(32bit)環境でも認識されるようです(私は検証できる環境がないのが悔しい(/_;))。
ドライバーをダウンロードする方法は、DC-Unlockerクライアントソフトの「Access support area」をクリック、
ブラウザが立ち上がりDC-Unlockerのサポートページが開くので「Drivers > Huawei > Modems_and_Routers」を開き「EC5377_Driver_pack.rar」をダウンロードという流れです。
このページはURLリンクからは直接開けず、クライアントソフトから飛ぶ必要があるので気をつけて下さい。
【追記ここまで】皆さんからの情報に感謝!
クレジットを購入し、「DC-Unlocker」でSIMロック解除
「DC-Unlocker」に戻って再度検索させると下のように認識するはずです。
認識後、解除に必要なクレジットを購入します。この『Pocket WiFi GL10P』も305ZTと同じく必要クレジット数は【7】。1クレジット=1ユーロ となっています。確認はこちらで可能。
購入は「DC-Unlocker」ソフトの「Buy credits」を押すと開くウェブページより行います。
支払い方法を選択し、新規(New user)か既存(Existing user)ユーザーか選択し、Creditsに【7】と入力。つづく、支払いフォームにて情報を入力する事で購入出来ます。
私は「PayPal」を利用しました。「Paypal」を使えば購入するサイトにクレジットカードの情報が伝わらないので、今回のように信頼性できるかはっきり分からない海外のサイトでの購入も安心して行なえます。
ちなみに、直接クレジットで支払いが出来るようですが、SoftBankが最近から始めたVISAプリペイドカード「ソフトバンクカード」は弾かれました。
購入が完了すると、登録したメールアドレスに購入完了のメールが届き、新規ユーザーの場合は「ユーザー名・パスワード」が記載されています。
このユーザー名とパスワードを「DC-Unlocker」ソフトの「Server」タブに入力しログイン。
残クレジット数が表示されるので、「Unlocking」タブを開いて「Do job」を押せばロック解除が始まります。
10秒もかからず解除され、下のように「Modem successfully unlocked !」というメッセージが出たらOK。
自動で再起動がかかり、起動後からは他のSIMも読み込まれます。
ここまでが、一通りの流れです。
感想
305ZTの時もそうだったのですが、「DC-Unlocker」で認識されるようにドライバを入れる所が引っかかって時間がかかるなと感じます。
今回は2回目という事もあり、30分ほどでなんとかクリア出来ましたが普段いじらない項目をさわるのでドキドキしますね。
環境は「Windows 7 64-bit」で行ない「Windows 8.1」など他の環境では試せていませんが、前回の305ZTの時に「Windows 8.1 32-bit」で解除出来たので可能かと思います。
【追記:記事前半で追記した通り、私のWindows8.1 32bit環境でも解除出来ませんでした(・・;;】
続くエントリーでは、SIMロックを解除したGL10P/303HWの対応周波数についてとAPN設定方法など扱います。
訂正や追加情報などありましたら、お気軽にコメントで教えていただけると幸いです。
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P.S. この記事を見に来た方は、SIMロック解除に挑戦する事自体に興味がある方がほとんどだとは思うので、余計なお世話かも知れませんが、Amazonのタイムセールで15,000円をきる対応バンド最多Wi-Fiルーター「MR04LN」の対応っぷりも是非ご覧ください!