『Pocket WiFi 305ZT』のSIMロック解除をしてみました その①「DC-Unlocker」の使い方

※注意※
このエントリーで扱う内容は、305ZTのソフトウェアを一部書き換えるものとなっており、その後の故障などはメーカー保証が適用されない可能性があります。また私の環境で成功した事例であり、その他の条件でも成功するか保証する事はできません。解除される場合、自己責任で行ってください。
【2015/2/25 追記】
305ZTの姉妹機で、SoftBankから個人向けに発売されている『Pocket WiFi 303ZT』も2/18付で対応リストに追加されていました。

【2015/4/5 追記】
3/8付でY!mobile『Pocket WiFi GL10P』とSoftBank『Pocket WiFi 303HW』も追加されていました。

※注意※ このエントリーで扱う内容は、端末のソフトウェアを一部書き換えるものとなっており、その後の故障などはメーカー保証が適用されない可能...

何かと話題の尽きない『Pocket WiFi 305ZT』。

2月11日の朝、私のTLに流れて来た情報は想定外で最初は信じれませんでした。

タイトルでお分かりかと思いますが、海外のSIMロック解除ツールのリストに『Pocket WiFi 305ZT』が追加されているというもの。

ソフトフェアアップデードで『Pocket WiFi 305ZT』が対応リストに

SoftBankに買収されて、かつてEMOBILEの特徴だったSIMフリー端末は影を潜めNexusシリーズくらいで、Pocket WiFiではSoftBank仕様(SIMロック端末)へと変わってしまいました。契約が切れるとゴミになるしかない筐体ということです。

しかし、次のエントリーでも扱いますが、この『Pocket WiFi 305ZT』は対応周波数を含め、ルーターとしてのポテンシャルが高く、SIMロック解除が本当に可能なら解約後だけでなく今でも格安SIMを含めdocomoやauのSIMカードが使えることになり、とても利用価値の高いルーターになり得ます。

SIMロック解除のツイートが流れて数時間後、解除し他のSIMを使っている写真が幾つか流れてきました。噂は本当でした(・∀・)

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SIMロック解除ツール「DC-Unlocker」の使い方

今回『Pocket WiFi 305ZT』のSIMロックを解除してくれるツールが「DC-Unlocker」。

私自身も初めて使用するツールで使い方が分かりませんでしたが、こちらの【アメリカより】ブログさんの以下のエントリーが大変参考になりました。
DC-Unlocker使い方 ー アメリカより

前準備

このツールを入れる前の準備として、『Pocket WiFi 305ZT』を起動した状態でPCにUSB接続し、ドライバをインストールしておく必要があります。ドライバが端末内に入っており、USB接続時に自動インストールされる仕様となっていますが、私の場合ここでつまずき端末のリセットを何度かしました。

自動インストールがされない場合、こちらの公式FAQが参考になるかもしれません。
質問:[ 305ZT ] Pocket WiFi ドライバのインストール方法(Windowsの場合)

【追記】ほとんどの方がこの部分でつまづいているようです。調べてみると価格.comでの情報が参考になりました。他のモデルではありますが、ZTE製のUSBモデム用のドライバをインストールする事で私の環境では解決出来ました。あくまでも利用するかは自己責任で判断して下さい。

「DC-Unlocker」のダウンロードから機器診断まで

こちらからソフトフェアバージョンが[1.00.1166]以上の「DC-Unlocker」ファイルをダウンロードし、PCにインストールして下さい。私のWindows 7とWindows 8.1端末どちらでもインストール可能でした。

次に、305ZTを起動した状態でPCにUSB接続し「DC-Unlocker」を起動。

ポイントはこの時点で、305ZT用のSIMとは別のSIMに差し替えておくことです

メーカーを選択し、検索

起動後、「Select manufacturer」で【ZTE modems】を選択。「Select model」と「Ports」は触らず検索します。
※私の場合、この時点で「Select model」の中から【ZTE MF975 / Pocket WiFi 305ZT】を選択して検索すると上手く行きませんでした。

「Select model」と「Port」が選択され端末状態が読み込まれる

305ZTのドライバがきちんとインストールされていれば、検索後「Select model」には【ZTE MF975 / Pocket WiFi 305ZT】が選択され、「Ports」欄もそれぞれ【COM○○(番号はPC毎で異なる)】と記載されているはずです。

検索しても「modem not found !」となる場合は、305ZTのドライバが正しくインストールされていない(破損している)可能性があるため、既にあるドライバを削除したり305ZTをリセットして再度ドライバをインストールする必要があります。

「SIM Lock status : Locked (Card Lock)」と表示されていれば次のステップです。

SIMロック解除クレジットを購入

ソフトフェアは無料で提供されていますが、SIMロック解除のためには解除したい端末に設定されたクレジットを購入する必要があります。端末と必要クレジットの一覧はこちら

要クレジット

『Pocket WiFi 305ZT』の必要クレジット数は【7】。1クレジット=1ユーロ となっています。

先ほど機器診断した画面の右中にある「Buy credits」をクリックしてクレジット購入ページにアクセス。

「New user」を選択し、他の項目も入力

支払い方法はたくさんありますが、私の場合「Paypal」アカウントを持っているのでそれを選択しました。

「Paypal」を使えば購入するサイトにクレジットカードの情報が伝わらないので、今回のように信頼性できるかはっきり分からない海外のサイトでの購入も安心して行えます。

ちなみに、直接クレジットで支払いが出来るようですが、私が試した楽天バーチャルプリペイドカードでは弾かれてしまいました。

【追記】いつもお世話になっているSkyblueさんから頂いた情報。au Walletはクレジットとして問題なく使用できたようです。Paypalアカウントをお持ちでない方はau Walletを使うのもいいかもしれません。

  • 「Credits or activation for :」は【New user】を選択(過去にこのツールを使った事のない方は)。
  • 「User name :」はDC-Unlockerでのユーザー名で小文字アルファベットが使えます。
  • 「E-mail :」に登録するメールアドレスを入力。
  • 「Credits :」には【7】と入力。

【Confirm】を押して、支払確認のページに推移後【Buy Paypal】を押すと「Paypal」のページに飛ぶので、Paypalアカウントでログイン後支払方法を選択し購入。

2/15の午前2時頃に購入した私の場合、日本円で990円でした。その時のレートで多少前後します。

Paypalで支払い後

DC-Unlockerのページに戻り、7クレジット分の購入がされた事が表示される

支払いが完了するとDC-Unlockerのページに自動的に戻り、7Credit分購入した事と「登録メールアドレスに送信したメールを確認してね」というメッセージが表示されます。

「DC-Unlocker」ソフトログインからSIMロック解除まで

支払いが済むと送られてくるメールには、DC-Unlockerでのアカウント情報が記載されています。

支払い後のメール

この情報を元に、「DC-Unlocker」ソフトの「Server」タブを開きユーザー名とパスワードを入力しログイン。

アカウント情報を入力してログイン

ログインすると、クレジットの残りと接続端末の必要クレジット数が表示されます。先ほど購入した【7】となっていればOK。

次に、「Unlocking」タブを開き、「Unlock」をクリック。

(Unlock)をクリック

1分ほどソフトフェアの書き換えが行われ、完了すると「Modem successfully unlocked !」というメッセージが表示され、端末が再起動されます。

Unlock成功

これが、「DC-Unlocker」を使った『Pocket WiFi 305ZT』のSIMロック解除の流れとなります。

続くエントリーでは、SIMロックを解除した305ZTの魅力とAPN設定方法など扱います。

訂正や追加情報などありましたら、お気軽にコメントで教えていただけると幸いです。

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