去年の11月から始まった「CA対応Pocket WiFi使い放題キャンペーン」を機に良くも悪くもずっと話題を提供している『Pocket WiFi 305ZT』に、2015/4/14付でソフトウェア更新が提供されました。
私が使っている期間(14年11月下旬~15年2月末)に更新が行われなかったため知らなかったのですが、調べると今回の更新ははじめてではなく、機種発売の昨年10/1から2日経った10/3に最初の更新があったよう。
その時の更新内容がこちら
- データ通信量設定を変更した場合、最大通信量超過のメッセージが表示されない場合がある事象を改善しました。
- インターネットWi-Fi接続時にタッチメニューからセキュリティーキーの再入力ができない事象を改善しました。
- インターネットWi-Fiの接続性を改善しました。
- 動作安定性を向上しました。
情報元:お知らせ | ワイモバイル
私が使用していた端末はこのアップデートが適用された状態で、【ソフトウェアバージョン:1.2】でした。
でも、十分不具合ありましたよ。ルーターとして使い物にならないというレベルではなかったので通信制限が掛からなかった時は可愛く思えましたが(^_^;)
更新内容と新たな不具合
※私自身は解約後に305ZT自体も手放しており検証する環境がないため、Twitterで頂いた情報に基づき記事を作成しています。情報提供して下さった皆さんに感謝!
今回のアップデートで、【ソフトウェアバージョン:1.3.2】になります。
更新内容はこちら
- 低速化状態でないにもかかわらず低速化アイコンが表示される場合がある事象の改善
- 動作安定性を向上
更新は、端末だけで行なうことが出来ます。操作方法はこちら。
また、通常はモバイル回線経由でデータをダウンロードし更新するため、契約中のY!mobiile回線が必要で、SIMロック解除済みの端末に他社のSIMを入れてモバイル回線から更新は出来ないようです。
その様な場合でも、「インターネットWi-Fi」をONにし、他のWi-Fiに305ZTを接続させることでアップデート可能とのこと。(via @daizu58)
@okkiisane 横から失礼します。305ZTですがアンロックして他社SIM刺している状態でも無線LAN経由でアップデート可能でした。単体でアップデートを試みるとフリーズするようです(過去のGL09Pアプデ時も同じく)
— ナパ西圭三 (@daizu58) April 15, 2015
アップデートで不具合が解決されることを期待していたのですが、今のところその様な報告は見当たらず(気づいていないだけかもしれませんが^^;)、新たな不具合が。
305ZTは、5GHzを使用するWi-Fi規格【IEEE 802.11a/11n/11ac】に対応しており、「設定>Wi-Fi設定>通信規格」で「5GHz Auto(11a/11n/11ac)」を選択することで利用できるようになっています。ただ、5GHz帯は気象レーダーの電波としても使用されていて、電波干渉回避のため切替時にDFS(気象レーダーなどとの電波干渉がないかを確認する動作)で1分間ほど使えなくなる仕様です。
バージョン1.2では、このDFS時に
5GHzを使用するために、気象レーダーなどとの電波干渉がないか確認しています。完了まで1分程度かかりますのでしばらくお待ち下さい
というメッセージが表示され、「OK」を押すことでメニュー画面に戻っていました。
しかし、1.3.2にアップデートするとこのメッセージが表示されず、読み込み中の様な表示が続くためメニュー画面に戻らなくなっているとの事。
5GHzへの切り替え自体は行われているのが不幸中の幸いというところでしょうか。切り替え後は再起動することでメニュー画面が表示出来るようになるとのこと。(via @jinguji1)
ファームウェアアップデート後
Wi-Fiを2.4GHz帯から5GHz帯に変更すると
DFSチェックメッセージは出ずにくるくるが回り続けます。
再起動しないとメイン画面に戻らない様です。#305ZTユーザー pic.twitter.com/fmwY0LG4z8— Naoki Mukai (@jinguji1) April 15, 2015
@okkiisane @TEAM_DECADE
メイン画面には戻れませんが、ちゃんと5GHz帯に切り替わっていますよー。 pic.twitter.com/C4IKI5pnUF— Naoki Mukai (@jinguji1) April 15, 2015
SIMロック解除との関係
当ブログでも紹介しているように、『Pocket WiFi 305ZT』はDC-Unlockerというツールを使ってSIMロック解除が可能です(解除後の使い道があるかは別として(;´∀`))。
Y!mobile公式のものではなく、同じDC-Unlockerでロック解除できる『Pocket WiFi 303HW』がソフトウェアバージョンによっては解除出来ないという報告もあったため、
ソフトウェアアップデートで解除が出来なくなったりしないか気になっていたのですが、この点もTwitterにて情報を頂きました。
検証1:SIMロック解除済みの305ZTをアップデート
アップデート後にSIMロック解除が塞がれていないかという点ですが、専用SIM以外でも問題なく通信出来るようです。(via @jinguji1)
@TEAM_DECADE
結果:良バージョン1.32に上げてもSIMロックはかかりません。
ただし電波を掴むまでの長い沈黙はそのままです。 pic.twitter.com/hfTMW2HOOv
— Naoki Mukai (@jinguji1) April 14, 2015
検証2:アップデート後にSIMロック解除
ロック解除していない305ZTをアップデートし、その後に解除が可能かという点ですが、これも問題なく行なえたようです。(via @takemar)
@okkiisane ですね。MacBookに入れたWindows10でいけましたよ、ドライバーは自力じゃどうにもならないでしたけど。
— takemer (@takemer) April 15, 2015
@okkiisane 2013MacBookairの仮想に、Windows10プレビュー版を入れいけました。このtweetを参考元として掲載してもらって構わないです(^^)v305ZTのソフトウェアは最新にアップデート済みです!
— takemer (@takemer) April 15, 2015
まとめ
待望のアップデートで期待していたのですが、結果的には新たな不具合が発生するという残念な結果に。
【ソフトウェアバージョン1.2】でそれほど問題ないなら更新しなくても良さそうです。
仮に更新した場合でも、上記の様に対象方法があり、SIMロック解除面も問題ないので大きく困ることはないかもしれませんが。
改めて、情報提供して下さった方々(@jinguji1さん、@takemarさん、@daizu58さん)に感謝申し上げます。
ありがとうございましたm(. .)m
訂正や追加情報などありましたら、お気軽にコメントで教えていただけると幸いです。
コメント
初めまして。305ZTのSIMロック解除について検索していてこちらにたどり着きました。
先日最新更新ファームに更新しておりましたので、手順通りできるか心配でしたが
今のところ問題なく動作しております。
有益な情報ありがとうございました。