先日「11月21日まで」として、【『Pocket WiFi 305ZT』単独契約で一括0円】キャンペーンを行っていた100円PC市場さんで、再び期間を11月27日まで延長して同じ条件でキャンペーンが継続されていました。
ただ、月末に加入しても料金は日割り計算にならないので、到着後1日2日の使用で満額支払うことになります。急いで必要でなければ、100円PC市場のキャンペーンが延長されて12月になるのを待ってもいいと思います。
【追記】
11/26の夜の時点で、「ご好評につき販売終了しました。12月の1日より新キャンペーン展開も予定しておりますのでご期待下さい。」となっており、注文が出来ない状況です。
12月の新キャンペーンに期待したいですね(^^)
先のエントリでは、100円PC市場で契約する際の利用料金や、確認事項を説明していますので、ぜひご覧ください。
関連エントリ:
【随時更新】『Pocket WiFi 305ZT』関連記事のまとめ
「CA対応Pocket WiFi使い放題キャンペーン」対象機種『Pocket Wi-Fi 305ZT』が単独契約で一括0円/税込月2241円。11月10日まで
今更感ありますが、12月18日で終了する「Wi-Fiセット割」の曖昧な部分を確認
このエントリでは、『Pocket WiFi 305ZT』のその他の特徴についてを私が使っている『Pocket WiFi GL10P』と比較していきます。
1. 『Pocket WiFi 305ZT』の主な仕様
公式サイトでの仕様表がこちら。
基本スペック | サイズ突起部を除いた、 本体の幅(W)×高さ(H)×厚さ(D) |
約W117×H62×D13.9mm |
---|---|---|
重さ(電池パック装着時) | 約150g | |
連続通信時間*1 | 約9時間 | |
連続待機時間*1 (無線LAN OFF時) |
約1,000時間 | |
バッテリー容量 | 約2,700mAh | |
無線LAN | a/b/g/n/ac | |
Wi-Fi対応機器 同時接続可能台数 |
14台*2 | |
PC接続インターフェース | USB2.0 | |
ディスプレー | 2.4インチカラー液晶 | |
対応外部メモリ*3 / 対応最大容量 | – | |
通信 | 最大通信速度*4(4Gの場合) | 下り最大165Mbps/上り最大10Mbps |
最大通信速度*4(3Gの場合) | 下り最大21Mbps / 上り最大5.7Mbps | |
対応周波数帯 | [4G] 900MHz・1.7GHz・2.1GHz・2.5GHz [3G] 1.7GHz |
|
通信方式 | AXGP / LTE / 3G | |
対応パソコンOS*5 | Windows® 8.1 | ● |
Windows® 8 | ● | |
Windows® 7 | ● | |
Windows Vista® | ● | |
Windows® XP | – | |
MAC OS X | ●10.6~10.9 | |
その他 | 付属品 | ●microUSBケーブル ●電池パック |
- *1使用環境や電波状況などにより変動します。
- *2インターネットWi-Fi機能とマルチSSID機能は同時に使用できません。
- *3市販されているすべてのメモリカードの動作を保証するものではありません。
- *4記載の各通信速度は、ベストエフォート方式に基づく技術規格上の最大値であり、実効速度として保証するものではありません。通信環境や混雑状況により、通信速度が変化する可能性があります。また、ご利用地域によって、最大通信速度が異なります。
- *5Windows® 8.1/8/7/Windows Vista®、Mac OS X 10.6/10.7においては、日本語版32/64bit版とも対応しております。Windows® 8/7/Windows Vista®の、Enterprise/RTエディションには非対応。Windows® XP においては、Professional/Home Edition(SP3以降)が対応となります。動作確認済みですが、お客さまの環境において正常動作を保証するものでは ありませ ん 。また、一部制限事項がある場合があります。
2. 『Pocket WiFi GL10P』との比較
『Pocket WiFi GL10P』はY!mobileから発売されているPocket WiFiとしては、305ZTの2世代前の機種にあたり、昨年2013年12月6日に発売されました。
現在私が使用しているこの2機種を、仕様と使用感から比較していきます。
・良くなった点
- SoftBank 4G LTEに対応
比較的エリアが広がっている2.1GHz帯と、プラチナLTEと呼ばれ屋内にも電波が届きやすい900MHzに対応したので高速通信出来るエリアが広がりました。 - AXGPとFDD-LTEそれぞれCA(キャリアアグリゲーション)に対応
異なる周波数どうしの電波を束ねて、より高速化が可能になりました。それまでAXGPは下り110Mbps/上り10Mbps、FDD-LTEは下り112.5Mbps/上り37.5Mbpsでしたが、CAに対応しているエリアで使用した場合、AXGPが下り165Mbps/上り10Mbpsに、FDD-LTEが下り150Mbps/上り37.5Mbpsまで対応しました。あくまで理論上の最大値ではありますが。公式サイトプレスリリースはこちら - IEEE802.11a/acに対応し、5GHz帯のWi-Fiが使える
ほとんどの人が使っている2.4GHz帯は共同住宅などでは混線しやすく、干渉によって通信速度の低下が起こりますが、チャンネルも多数ある5GHz帯の場合は干渉は起こりにくく快適に利用できます。また、5GHz帯のチャンネルはW52/53に加えて、屋外でも利用できるW56にも対応しているので、外出先でも快適に使えます。
最大リンク速度値については公式サイトにも記載がなく分からないですが、802.11ac対応のNexus5と433Mbpsで接続されているのを確認しました。関連リンク:Wi-Fiの5GHz帯について - Wi-Fi同時接続数が増え14台に
そもそもPocket WiFiにそこまで望まないと思いますが、GL10Pが10台までだったのに対し4台同時接続出来る機器が増えました。 - Wi-Fiオフ時の連続待機時間が延び1000時間へ
GL10Pが600時間なので、400時間延びた事になります。ただ、Wi-Fi機器からしばらく接続がなかった時にスリープされる設定にしていた場合で、電源は入っているけどWi-Fiは切って画面も消えている状態のことです。使わない時に電源を切り忘れても電池が持ちやすくなったよ程度だと思います。
・残念な(悪くなった)点
- SoftBank 3Gが使えなくなった事で対応エリアが狭く
GL10Pは、海上や山など比較的辺鄙な場所もカバーしている2.1GHz帯と、ULTRA SPEEDと呼ばれ下り42Mbpsで利用できる1.5GHz帯のSoftBank 3Gに対応していました。しかし、305ZTではそのどちらも利用できず、Y!mobileの1.7GHz帯3Gのみ対応しています。これによって、ルーターとして繋がるエリアは狭くなってしまいました。 - 連続通信時間が減り9時間へ
バッテリー容量は2400mAhから2700mAhへと増え大きく・重たくなりましたが、GL10Pの10時間から1時間減っています。理由として、CA対応による端末での処理の増加が考えられます。 - カラーバリエーションがない
モバイルルーターにあまりデザイン性を求めることは出来ないと思いますが(私もそこまで拘りがある訳ではありません^^;)、女性が持ち歩きやすいカワイイ色もあると良かったのかなとは思いました。 - 画面のタッチ感度が悪く、UIも操作しずらい
画面の大きさはほとんど一緒ですが、表示色が少なく視野角も狭いようです。また、UIの問題かもしれませんが、タッチ感度が若干悪くSSIDの変更などで文字を入力する際の認識率は低く感じました。
まとめ
最近のモバイルルーターとしては少し大きい方になると思いますが、CAや5GHz帯など新しく対応した点を考慮すると、残念な点を含めても利用する価値のある端末だと思いました。
ただ、対応エリアは現状市街地メインで、郊外になるとLTEが入らない場所も少なくないかもしれません。自分の行動範囲がエリア内かを確認することが必要です。
訂正や追加情報などありましたら、お気軽にコメントで教えていただけると幸いです。