12月18日までSoftBankとY!mobileで行っていた「Wi-Fiセット割」についてこちらのエントリにて扱いましたが、現在は終了しているので、新たな割引サービスについて比較して見たいと思います。
12月19日からの割引サービスはSoftBankとY!mobileで方針が異なるようで、大まかに言うとSoftBankは「新Wi-Fiセット割」へ移行。Y!mobileは以前からある「家族割引サービス」の適用条件の拡充という内容になっています。
SoftBankとY!mobile間の割引サービスは終了したことになります。
以下では、SoftBankとY!mobileをそれぞれ分けて比較していきます。
1. SoftBankの「新Wi-Fiセット割」
終了した「Wi-Fiセット割」の公式ページがこちら。そして、12月19日から始まった「新Wi-Fiセット割」の公式ページがこちら。
・対象機種について
まず以前のセット割との一番大きな変更点は、SoftBankとY!mobile間のスマートフォンとWi-Fiルーターでセット割を組むことが出来なくなったという点です。
例えば以前は、Y!mobileのWi-Fiルーター(『Pocket WiFi 305ZT』など)とSoftBankのスマートフォン(iPhoneなど) の組み合わせで割引が受けれましたが、新しい「新Wi-Fiセット割」では出来なくなりました。
SoftBankのWi-FiルーターとSoftBankのスマートフォンという組み合わせのみ可能ということです。
対象機種 | 対象料金サービス |
---|---|
iPhone 6、iPhone 6 Plus、 iPhone 5s、iPhone 5c、iPhone 5 4Gスマートフォン 3G スマートフォン |
スマ放題 データ定額パック パケットし放題フラット for 4G LTE パケットし放題フラット for 4G パケットし放題フラット forスマートフォン パケットし放題MAX forスマートフォン |
対象機種 | 対象料金サービス |
---|---|
Pocket WiFi SoftBank 303ZT Pocket WiFi SoftBank 304HW Pocket WiFi SoftBank 301HW Pocket WiFi SoftBank 203Z |
4G/LTEデータし放題フラット 4Gデータし放題フラット |
・割引額について
「割引額は税込総額からの割引額です。消費税率に関わらず割引額に変更はありません。」と記載されているので、消費税が10%に変わっても同額となります。
Wi-Fiセット割 | 新Wi-Fiセット割 | |
---|---|---|
スマ放題 データ定額パック・
小容量/標準
|
ずっと500円/月 割引 | ずっと500円/月 割引 |
スマ放題 データ定額パック・
大容量(10/15/20/30)
|
ずっと500円/月 割引 | ずっと1008円/月 割引 |
ホワイトプランなど | 2年間 1008円/月 割引 (3年目以降802円/月 割引) |
2年間 1008円/月 割引 (3年目以降802円/月 割引) |
「Wi-Fiセット割」の時より、大容量のデータ定額パックの利用者に対する割引が増えています。
※「ホワイト学割 2011/2012」など一部の条件では割引額は少なくなっています。気になる方は、こちらの「新Wi-Fiセット割」提供条件書(PDF)を確認してください。
・その他
- 適用回線数は変更なく、データ端末1回線に、対象スマートフォン5回線まで
「Wi-Fiセット割」で組んでいるスマートフォンの回線数も含めて5回線とのこと。 - 以前のセット割の条件の一つ「本キャンペーンに加入されていない、または加入したことがないこと」が無くなっている
つまり、ルーターの解約lなどで「(新)Wi-Fiセット割」が外れてしまった後、再び別のルーターとセット割を組むことが出来るという事。 - 「Wi-Fiセット割」を適用しているスマートフォンを「新Wi-Fiセット割」へ変更が可能
変更するほどのメリットがほとんど無いが、一部のプランは割引額が大きくなるので検討の価値あり。
参考リンクまとめ
・「Wi-Fiセット割」 公式ページ 条件書(PDF)
・「新Wi-Fiセット割」 公式ページ 条件書(PDF)
2. Y!mobileの「家族割引サービス」
終了した「Wi-Fiセット割」の公式ページがこちら。
対象になるスマートフォンは、EMOBILE時代の一部プラン(4G-Sプランなど)も含まれていることが分かります。
その頃の「家族割引サービス」のスクリーンショットがこちら。
副回線のところに、
※「Pocket WiFiプラン+」「Pocket WiFiプラン」を主回線とする場合、「STREAM S 302HW」と「Nexus 5 EM01L」は副回線の対象外です。
と記載されていることが分かります。
12月18日までは、このブログ紹介している「Pocket WiFi 305ZT」の様なWi-Fiルーターを「家族割引サービス」の主回線にすると、副回線にできるスマートフォンに制限がありました。
しかし、12月19日以降のスクリーンショットがこちら。
上記の注意書きが無くなっていることが分かります。
スマートフォンを副回線にする場合、「スマホプランS/M/L」という指定はあり、それ以前のEMOBILE時代のプランは対象外ですが、機種の指定はありません。
・「Wi-Fiセット割」と比較
Wi-Fiセット割 | 家族割引サービス | |
---|---|---|
割引対象範囲 | Wi-Fiルーターを契約している方 または その家族 |
主回線を契約している方 または その家族 |
割引可能な回線数 |
対象スマートフォン
最大5回線
|
対象スマートフォン または ケータイ 最大9回線 |
割引額(税込) | 540円または1080円 (スマートフォンのプランによる) |
基本料がケータイは無料 スマートフォンは540円 |
適用期間 | 申込みから2年間 | 無制限 |
ユニバーサル サービス料 |
割引なし | 無料 |
事務手数料 | 割引なし | 新規契約と同時申込で 無料 |
契約解除料 | 割引なし(9500円+税) | 無料【※注】 (のりかえサポートの 解除料は対象外) |
適用開始と終了 のタイミング |
申込みの翌請求月から | 申込受付月利用分より適用 月途中の申込・解約は日割 |
【※注】2015/2/4から、スマホプランに家族セット割引を適用した場合の契約解除料免除特典はなくなりました。
「Wi-Fiセット割」と比較すると、「家族割引サービス」の方が明らかに特典が充実していると言えそうです。
参考リンクまとめ
・「Wi-Fiセット割」(終了) 公式ページ 提供条件書(PDF)
・「家族割引サービス」 公式ページ 提供条件書(PDF) 以前のファイルはこちら
私の場合、旧WILLCOMで契約した回線が5回線。Y!mobileで契約した『Pocket WiFi 305ZT』が1回線あるのですが、今のところそれぞれ別れているので、これを機に可能な限り一つの主回線に残りの回線を副回線としてまとめたいですね。
また、主回線を契約している方の家族であれば副回線に含めれるとのことで、私の家族で別に旧WILLCOMの回線があるので、これもまとめれたら基本料の割引だけ考えてもかなり安くできそうです。
この点について、進展があれば新たなエントリとして皆さんに共有したいと考えています。
まとめ
元々データ端末に強い 旧EMOBILE(現Y!mobile) と、iPhoneを「iPhone3GS」の時から日本において独占販売し現在も高いシェアを保っているSoftBank。
だからこそ、このブログで紹介している「Pocket WiFi 305ZT」と、SoftBankのiPhoneという組み合わせで使われている方も少なくなかったと思います。
しかし、今回SoftBankとY!mobile両社の選択はそのシナジーとも言える「Wi-Fiセット割」を終了させ、両社間で行える割引サービスを廃止するというものでした。
私個人的には残念ではありますが、これはそれまでSoftBankの子会社として利用されていたEMOBILEが、Y!mobileに変わりSoftBankのグループ会社ではあるものの、自らの経営によって利益を出す決意の表れと捉えて期待したいと思います。
そして、両社間での割引は無くなったものの、その後の割引サービスの内容については、同社間の契約が複数ある方にとっては条件が緩和または割引額の増額が行われているので嬉しい変更かもしれませんね。
訂正や追加情報などありましたら、お気軽にコメントで教えていただけると幸いです。
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